眼鏡岩

眼鏡岩は長さ20m、高さ10mの巨岩に左右2つの大穴が空いている。その奇観は江戸時代より“平戸八景”の1つに数えられている。

この特徴的な大穴であるが、波による侵蝕によって出来たものと考えられており、その後の隆起によって現在のような姿になったようである。

この奇観故にはいくつかの伝説が残されている。

遣唐使船に乗り込むためにこの地を通りがかった空海は、この奇岩に梵字と観音像を刻んだとされる。現在でもその刻まれた文字と像は確認することが出来るという。

さらにこの奇岩が出来た伝説として次のような話が残されている。かつてこの地には巨大な鬼が棲んでいた。ある時昼寝をしていたが、ふと目を覚まして寝転んだまま大きく伸びをしたところ、足元にあった巨岩に両足が当たり、そのまま突き破ってしまった。それが眼鏡岩の2つの大穴であるという。

現在は公園化され、すぐそばに所縁の観音堂がある。

看板から急な坂を上り、竹林を抜けた先の右手側にあり、圧巻の存在感だ。
山の上でもあるので涼しく景色はとても壮大で、大野を独り占めできる観光スポット

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